業務が分散する構造
遊休資産に関わる業務を分解すると、実際には複数の部門にまたがっていることが分かります。
| 部門 | 関わる業務 |
|---|---|
| 総務 | 什器・備品の管理、オフィスレイアウトの把握 |
| 調達 | 新規購買の申請・発注 |
| 経理 | 固定資産の台帳管理、減価償却 |
| 施設管理 | 拠点・フロアごとの設備管理 |
それぞれの部門は自部門の業務範囲内で資産を管理していますが、「拠点をまたいで資産を再配分する」「廃棄前に社内で再利用先を探す」といった横断的な機能は、どの部門の正式な業務にも位置づけられていないことが多くあります。
誰の目標にもなっていないという問題
私たちは、この状態の本質的な問題は「技術がないこと」ではなく「目標として設定されていないこと」にあると考えています。総務担当者にとって、遊休資産の再活用は本来業務の"ついで"の作業になりがちで、評価指標にもなりにくいものです。結果として、緊急度の高い日常業務が優先され、遊休資産の可視化は後回しにされやすくなります。
結果として起きること
典型的に起きるパターン
A拠点で使われずに眠っている什器と、まったく同じものをB拠点が新品で購入する。どちらの拠点も悪いわけではなく、単に「どこに何があるか」を横断的に把握する仕組みがないために起きる、構造的な問題です。
専任担当者がいなくても、資産は可視化できます
遊休マーケットは、既存の総務・調達業務に負荷をかけずに資産の状況を把握する仕組みです。
まとめ
遊休資産の管理が進まない理由は、担当者の能力ではなく、業務が複数部門に分散し、横断的な機能として誰の目標にもなっていないという組織構造にあると私たちは考えています。この構造を前提に、どう仕組み化するかが次の課題になります。