CEコマースの定義
CEコマース(サーキュラーエコノミー・コマース)とは、3R(リデュース・リユース・リサイクル)のうち、特に「リデュース」と「リユース」を事業として成立させるビジネスを指すとされています[1]。単なる環境配慮の取り組みではなく、収益を生む事業として資源循環を回す点に力点が置かれた概念です。
3つのビジネスモデル
CEコマースは、具体的には次の3つの方法に整理されています[1]。
- 物品の稼働率を高める-シェアリング、レンタル
- 物品の利用期間を延ばす-中古品売買、フリマアプリ
- 物品の寿命を延ばす-修理、メンテナンス、リメイク
企業間の遊休資産を社内外で循環させる取り組みは、このうち「稼働率を高める」「利用期間を延ばす」の両方に関わる活動として位置づけられます。
経済産業省による政策的な後押し
経済産業省・環境省は2023年9月、産官学連携プラットフォーム「サーキュラーパートナーズ」を立ち上げ、CEコマースを含むサーキュラーエコノミーの推進に取り組んでいます[2]。2025年5月には「CEコマースビジネス推進のためのガイド」が公表され、参入検討中の事業者から既に取り組んでいる事業者まで、幅広い層に向けた指針が示されています[3]。あわせて2025年2月には資源有効利用促進法の改正が閣議決定され、2026年4月の施行に向けて、CEコマース事業者という新しい位置づけが設けられる見込みです[1]。こうした一連の動きから、CEコマースは単なる流行語ではなく、制度面からも後押しされている領域だと言えます。
企業間の資産循環も、CEコマースの一形態です
遊休マーケットは、企業に眠る資産を発掘し、社内外で循環させるプラットフォームです。
まとめ
CEコマースは、シェアリング・中古売買・修理といった3つの型で資源循環を事業として成立させる考え方です。経済産業省による産官学連携やガイド公表、法改正といった政策的な後押しが重なっており、今後さらに広がっていく領域だと考えられます。